作句のヒント

類想類句から抜け出しましょう
 兼題からすぐにパッと思い浮かんだ事は、他の人も同様に思いついている事かもしれません。
 そういった事柄の句では、新しい感動を与えるという点でどうしても弱くなってしまい「それがどうした」ということになりがち。
独自の感動を詠んでみましょう。

「取り合わせ」を活用しましょう
 もし俳句がなかなか出来ないようであれば、「取り合わせ」という技を使ってみてください。 直接に季語とは関係の無い事柄を一緒に詠み込む事で、俳句に奥深さを持たせる技です。
 まず、5文字の季語はそのまま、5文字に満たない季語は5文字の言葉に言い換えるか、「○○○○や」「○○○かな」「○○○けり」などのように "切れ字"を使って5文字にして、これを五七五の最初の5文字(上五)か、最後の5文字(下五)に置きます。 残りの12文字は季語とは関係の無い事で構いません、とにかく12文字にまとめて下さい。
 色々考えた12文字を、季語の5文字とくっつけて、五七五を作ってみましょう。
 まぁ、必ずしも5+12でなくてはならないというわけでもないのですが、それが一番作りやすいかと・・・(^-^;
 必ずしも難しい言い回しを考える必要はありません。季語と「付かず離れず」の距離感を心がけて取り合わせに挑戦してみてください。

言葉の経済効率を考えましょう
 限られた文字数で表現するわけですから、言わなくても済む事は思いきって省略してみましょう。
 季語についての説明は、何か特別な事でもない限り、俳句の中で改めて説明しなくても季語単独で説明できていますし、 季語で無くとも、その言葉だけで分かる事を改めて言い直さなくても済む場合があります。
 例えば「限られた時間を大切に」という場合。「限られた時間」という言葉の中に、既に「大切に」しなければならないという意味合いが含まれていますし、 逆に「時間を大切に」というだけで、時間というものが「限られた」ものだという意味合いが含まれています。
 省略した文字数の分だけ、別の事柄を詠み込んだり出来て、表現の幅も広がるわけです。

「季重なり」に注意! 季語を知りましょう
 季語がひとつの俳句の中に2つ以上含まれても、駄目という事はありませんが、何に感動を受けたのかがぼやけるなど、 あまり良い句が出来ない事が多いようなので、はじめのうちは避けたほうが無難です。
そのためには、季語を知っていなくてはなりません。歳時記などを参考にして、日頃から季語に触れるようにしましょう。 ひとつの季語への感動を中心にして、あまり多くを語らない事もポイント・・・かな?(^-^;